イスラエルが、イランをミサイルで「先制攻撃」したというニュース。
しかも「核施設」を含む標的を狙って、破壊したと。
現地の状況はいまひとつ詳しくわからず、放射能汚染がどうなのかも心配ですが…
イランは「報復攻撃」することでしょう。本格的な戦争になるかも。
「報復するな」という人は、日本やアメリカ、台湾などの国が、しかも原子力関連施設が先制ミサイル攻撃されても…
「自制して平和的に抗議するべき」という主張を普段からするような人ですか?
(私個人は自制してほしいですけど)
イランは「あっち側」だからだめだ…と?
「こっち側」はやられたらやり返す。「あっち側」は悪者だからやられても当然だと?
悪者だからという根拠、深く考えてみたことがありますか?「あっち」「こっち」以外のところで。
最近までイランは「親日国」だったんですよ。「西側」の国では唯一信用できる国だと思ってくれていた。それでも、トランプやイスラエルの敵なら日本の敵だと?
そのトランプは「ロサンゼルスを開放する」といって、反トランプ政権デモが激化しているLAに…
2千人の州兵と700人の海兵隊(沖縄にもいっぱいいる米軍)を派遣しようとしている。
カリフォルニア州知事とカリフォルニアの住民は抗議している。
ついに軍隊が「自国民に対して銃を向ける」事態になりました。
ある意味、アメリカでは内戦が始まりかけている……のかもしれない。
少し前までの常識は、もう全部忘れないといけないのかもしれない。
もともとLAのあるカリフォルニア州はアメリカ経済にとって最も重要な州で、カリフォルニアだけで日本のGDPを上回るほどなのですが…
ワシントンの政府にまつろわないところがあって、以前から住民の1/3が「USAからの独立」を希望しているほどのところ。
今回のトランプの「軍事力行使」で、いっそう反政権の機運は高まることでしょう。
軍隊(軍事力)は本質的に「国民」を守るものではなく「国家権力」に従うものだということを、今回のことははっきり示しています。
「上」から命令されれば、自国民にも銃口を向けるんです。
私たちの国も例外ではない。まして自衛隊はいまや、アメリカ軍の統制下で、一体となって作戦遂行にあたる組織になっていますから…
アメリカから命令されたら、私たちに銃口を向けることだってあり得る。
そういう世の中に生きているんです、私たち。サヨクとか右翼とかそういう問題じゃない。それくらい世界の情勢は厳しくなっている。現実なんです。
トランプがどんなに暴れても「対岸の火事」でのんびり眺めていられますか?
イランの核施設がイスラエルから先制攻撃を受けた。
LAの市民に米軍が銃を向けるときが来た。
昨日は中国海軍の空母「山東」の上空に接近して監視を行っていた空自の哨戒機が、当該空母から発進した艦載機に「異常接近」されたという事案が生じました。
現場は公海上であったものの、当該空母はその前後に、沖ノ鳥島から見て日本のEEZ(排他的経済水域)を含む地域で行動をしていたため…
監視は正当なものであったと、日本側は主張。
お互いに「偶発的な衝突を招きかねない挑発的で危険な行動」と非難し合っています。
次は何が起きるのか、だれにも予想できない。
……たぶん選挙でしょ、もうすぐ。でも今の体制が根本的に変わることはないです。
政権政党が下野しそうになったら、野党の中にいくつもある補完政党や補完勢力が数を補って、新たな連立を作り出すことでしょう。実態は変わらない。
オルタナティブ右翼みたいな極右カルト政党が伸長して、今以上に悪くなる可能性はあるけれど。
そうしてさらに暮らしにくく、窮屈な世の中になったら、民衆の中に「もう暴れたい」「誰かをやっつけたい」というやけくそな気持が高まることでしょう。
その末は、後先考えない暴力=テロや犯罪の多発から、いずれ武力の対外行使になる。
数年後ではなく、半年後…いや数か月後には何が起きて、世の中どうなっているのか。
先々のお楽しみや仕事の予定を立てていたのに、とんでもないことでチャラになったとしても、全く不思議ない状況です。
みんな、見たくないし考えたくないから、目をそらしているけれど。
目をそらしたって、現実が消えて無くなるわけではない。
でも、気持ちはすごく良くわかりますよ、私だって。
この状況を正視できるメンタルを求めるのが、かなり厳しいということ。
半年先のライブのチケットが当たっていたって、必ず行けるとは限らないし。
あと何年生きられるか自体が本来誰にもわからないんだけど、いつ大震災が起きるか、破滅的な経済危機が起きるか、食べるものもないような食糧難が起きるか……
何より、戦争の影がこれだけ大きくなってくるとね、何もかもが台無しになるかも…。
朝ドラとか見ていて、戦争での死亡フラグが立つ青年の姿を見ると、胸が騒いで。
そう、我が子の姿が重なるんです。
どこにでも移住できるスキルとチャンスがあるんだから、一日でも早く、もっと安全な場所に移住してくれ!と…
親の自己中な考えだとはわかっていても、思ってしまうこと、あなたは責めますか?
責めるなら「自分の家族は逃がしたい」と公言する百田尚樹氏とか、もうパリに逃げ出しているひろゆき氏とか、シンガポールに家族と出て行ったオリラジの中田敦彦とか…
そういう人のことも責めてください。
本当は誰だって逃げようと思えば逃げられるんだけど(仕事を選ばなければ)日本人は島国の中で長年不自由なく暮らしてきたせいで、そういう思い切りが持てないし…
人間的な「しがらみ」がありますからね。
とにかく、ここまでいろいろ怖いことになってくると、正視できないのもわかります。
私も不安だし、すべてに目をつぶって現実逃避する時間は持ってますよ。毎日。
でも逃避は精神を守る大事な時間だけれど、四六時中逃避ばっかりしていたら、助けられる大切な人も、助かるかもしれない自分も、チャンスがゼロになっちゃいますから。
目を完全につぶってしまわないで、最後まで諦めないでほしいです。
多分この国は手遅れでもう駄目だけれど、でも、逃げるチャンスは死の瞬間までありますよ。
とくに、お子さんやお孫さんがいる方は「逃がすこと」を諦めないで。どこかに必ず、チャンスが来るときがあるはずですから。
というわけで、今日は精神のバランスをとるために、思い切りアホみたいな曲を。
そういえばこの曲を作詞した小倉唯さんも、配信ラジオでこんな風に言っていました。
「以前は(お化けとかオカルトとか)怖いときもあったんだけど、もうなんんんにも、怖くなくなりましたね、一切!今生きてる人間がやっていることが、一番怖い!」
「つらいこととか落ち込むことももちろんあるけれど、世界で起きている大変なことに比べたら、私の身に起きてることなんて、毛ほどのことでもないなって思う」
そういうことも全部ひっくるめて、こういう砂糖漬けみたいな甘ったるい、そして徹底して脳天気な曲を、しかも三十歳になって作ったわけですよ。
ではどうぞ。しばしの現実逃避です。
写真は地元の小さなケーキ屋さんで買ったものです。
