昨日は小倉唯さんを含む声優さん3人が、東京フィルハーモニー交響楽団とコラボするというコンサートが横浜である予定でした。
このコンサート、『プロジェクトセカイ カラフルステージ!feat.初音ミク 』(通称プロセカ)というアプリゲーム関連のコンサート…
『セカイシンフォニー2025』と銘打ったものです。
演者として実際のステージに登壇するのは、東フィルのメンバーと指揮者のほか、ゲーム内のバーチャルアイドルグループ「MORE MORE JUMP!」のCVを務める声優4人のうちの3人となる予定でした。
ところが前夜、そう、私も観た松戸市でのイベントの後のことです。こんな大変な事件が起きてしまいました。
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事務所からのお知らせにもありました通り、昨晩 頭を強く打ち、軽度の脳震盪を起こしてしまいました。そのため、本日の公演は大事をとって出演を見送らせていただくことになりました。… https://t.co/mf9FmhKIUU
— 小倉 唯 (@yui_ogura_815) 2025年6月15日
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なんと小倉唯さんがあの後、移動中に転倒して頭を強打し、医師の勧めで翌日のイベントを休演することになってしまったのです。
オーケストラと共演する声優さん3人のうち、キャリアからいっても、人気からいっても小倉唯さんはリーダー格、メインとなる人です。
それが前日深夜の事故で出演不可となるのは、大変な事態。
しかし、フルオーケストラに加えてドラムスやギターなど生バンドが入った、大編成のコンサート。
そのための準備やリハーサルもすっかり済んで、パシフィコ横浜国立大ホールという大きな箱も抑えてあって。
遠方から来るお客さんは、もう現地に向かって出発してしまっているという状況。
なのでコンサートを中止にするというのも難しく。
主催者側からは「小倉唯さんの分も応援してあげてください」とのお願いが出ていました。
私はこのゲームのプレーヤーではないので、小倉唯さんが出演しなければチケットを買うこともなかったでしょうけれど、現地のパシフィコ横浜国立大ホールに行きました。

主催者側のお願い通り、客席はほぼ満席でした。
意外なことに、というべきではないのでしょうが、お客の7割近くが若い女性でした。
側面が透明なポケットになっていて、そこに推しキャラの絵が付いた缶バッジなどの「オタクグッズ」をずらりと並べて入れてあるバッグ…
中高年の方も、街中や電車内などで見かけたことがあるのではないでしょうか。
通称「痛バッグ(痛バ)」と呼ばれる、あれを持った女性が多かったです。
残り3割近くが男性のゲームファン、あるいは声優ファンと思われる人。
そして少し、小学生ぐらいの女の子と、その保護者たちと思われる人。
観客はそういった構成でした。
ということは、そういう層がプレイしているゲームなんでしょうね、プロセカ。
ステージ上でのコンサートは、演者の変更についての告知などが行なわれることもなく始まり、進行しました。
声優さんの生歌と生オケがコラボする部分は、おそらく「歌割り」などを当日になって突貫作業で変更したと思われ。
3人の歌手で分担するパートが2人になってしまったわけですからね。しかもメインの人が抜けてしまって。
一部、唯さんが演じる「花里みのり」というキャラクターが歌う個所は、ボーカロイドの初音ミクの音声で、急遽作り直したのではないかと思われるところもあり。
いやこれ、バタバタで変更したのは、本当に大変な作業だったでしょう。みなさんよく頑張りました。
私は、乗れなかったですけれど。
それにしても、小倉唯さんのデビューから17年。子役から数えたら24~25年に渡る芸歴があるわけですが…
不慮の事故とはいえ、仕事を当日ドタキャンしてしまう、などということはもちろん初めてのこと。
責任感が人一倍強く、プロ意識のかたまりみたいな彼女のことですから…
どれほどこの事態を気に病んでいるか。
転倒して頭を打ったときにどんなに痛かったか、と思うのと同時に、彼女の心の痛みを思うと「親」としても胸が締め付けられる思いです。
当然、事故の直後にERに担ぎ込まれて、頭部のCTスキャンなどの検査をした結果、大きな障害はないという診断だったと発表されています。
それでも医師から安静を勧められたと。
頭の怪我は、後になって容態が急変したり、思わぬ後遺症が出たりということがありますから、私もまだ安心してはいません。
今はゆっくり静養して、元気な姿をまた見せてくれるよう、祈るばかりです。