昨日、東京の北の丸公園にある科学技術館サイエンスホールに行ってきました。
(またペッピーノさんを運転して行きました)
小倉唯さんの『あけおめRockYou アフタートークパーティー』というイベントです。
お正月に昭和女子大学の人見記念講堂で行われたイベントのブルーレイが、ファンクラブ限定で販売されたことを受けての催し。
[http://
🎸あけおめ Rock you ☆
— 小倉 唯 (@yui_ogura_815) 2025年9月20日
アフタートークパーティー🎸
ありがとうございました♡
Tシャツのアレンジが
素敵すぎて。。🥹🪽✨
トークパートも楽しかった〜🥰
後ろ姿もお気に入りです🖤 pic.twitter.com/jWjNJn4IJr
https://x.com/yui_ogura_815/status/1969380077168443734?s=09:
トークと客席と一体になってのゲームだけで、ライブパートはないイベント。
唯さん「今日は声の調子がいい」と自分で言っていましたが…
司会進行役の人相手でも客席相手でも、トーク中に突っ込んでみたり絶妙なボケをみせたり、トークも絶好調だったと思います。

ファンクラブイベントで、わりとコンパクトな会場だったため、客席から挙手で質問を募って進行する場面もあったのですけれど…
なかなか良い質問が多かったためもあって、興味深い話がいくつも聞けました。
唯さん、こうしたフリフリな衣装が多いせいもあって、見た目の印象だけで「ぶりっ子」と言われてしまうことが多く、ここまで15年以上やって来ましたが…
実際はけっこう率直なタイプで、本心をてらいなくさらりと口にする人なので、話が聞いていて面白いのですよ。
表面的な部分だけでなく、よく観察していればそれはよくわかるはずなんですけれど…
まあ、よく観察するほど興味がない人には、わからなくてもしょうがないですね。笑
私がいちばん興味深く聞いたのは、セルフプロデュースに関わること。
ツアーや、ライブ、イベントの歌唱コーナーのセットリストはすべて自分で決めているということに関連して…
「レーベルを移籍したりしているので、昔からの私の曲を全部理解している人というのが他に誰もいなくて…私だけだからそうするしかないんですよ」
とのこと。なるほど、それはそう。
昔「ゆいかおり」の相方であった石原夏織さんは、やはりレーベルを移っていますけれど…
ゆいかおり時代に付いてくれていた方が今も同じレーベルに居るので(夏織さんより先に移籍していたはず)プロデュースをお任せできるけれど…
唯さんはレーベルも事務所も渡り歩いて来たためにコンテンツとしての「小倉唯」を、一貫性を持って理解してくれている人が誰もいない。自分だけですからね。
その苦労が逆に、プロデュース力を養うことに繋がってもいるのでしょうけれど。
そもそも、新曲を出すときも作曲のコンペをすることが多く、それには必ず出席して…
「私が、これがいいと思います、と言った曲がなぜかそのまま通ってしまうことが多い」と、以前に自分で言っていました。
スタジオ作業にも必ず顔を出して、最終的なピッチや音の配分を決めるトラックダウンにまで関わっているとのこと。
作詞も半分近くは自作だし、ほんとにパフォーマー、プロデューサー、クリエイターをぜんぶこなしているということ。
あと、衣装などのビジュアルについても、基本を自分で構想しているという話が昨日も出て…
衣装さんに対しては、基本となるカラーコンセプトを、カラーバーという形で自分で作って提示。
ほかに、全体のシルエットとか「これはジャケット風に」などの意見を資料としてまとめて、衣装さんに渡して…
それを受けて作ってもらったデザイン案を見て、また話し合うという作業過程を説明してくれました。
そこまで自分の仕事にしているのですから、他の「声優アーティスト」や「アイドル」と比べて、仕事量がけた違いに多くなっていることは間違いない。
(いまの唯さんは大人たちに「タダ働き」させられるような甘ちゃんではないので、それに応じた収入も得ているのでしょうけれど)
先日髪を切ったということに関連して「切ったことに気づいてくれたのはグッズ会社の方ひとりだけだった」と言っていましたけれど…
ということは、ツアーグッズやファンクラブグッズの開発・販売の打ち合わせにも自分で出ているということ。
しかも新しいコンテンツがひっきりなしに出ているのですから、どれだけ忙しいか。
あのちっちゃくて細い体で…ものすごい体力と気力。そして信じられないほどの多才ぶり。
その根性と才能だけでも「推す」に値すると思うのです。
私としては「心の娘」であるとともに、スーパーウーマンぶりへの尊敬も含めての推しです。
それでいて、話し始めるとかわいらしい声で、ゆるふわトークを展開するし。
けっこうユーモアもあって面白いし。
会話の中に見え隠れする、彼女の頭の良さに感心し、優しさに癒されるし。

歌も声の演技もうまいし。
そうしたことへの敬意を込めて、こういうところでは「唯さん」と呼んでいますが…
昨日の質問コーナーの中で「どういう呼ばれ方をしたいですか?」という観客からの質問があって、彼女は…
「昔は周りから『ゆいちゃん』と呼んでかわいがっていただいてたけれど、最近はほとんどの人が『小倉さん』と呼んでくれて…」
「お仕事ご一緒できてうれしいです!みたいな感じで、いやそんなそんな…というふうになるので…」
「ファンの人ぐらいは昔のように『ゆいちゃん』と呼んでくれると安心するかも」
と言っていました。
なので、こういうところに書くときは「唯さん」と称するけれど…
彼女に向けての投稿メールやネットのコメントでは「唯ちゃん」と呼んであげよう、と思いました。
これもまた、参考になりました。笑

それにしても、前もって質問を募集していたわけではなくて、ファンクラブイベントのカジュアルなノリで、その場で急に実現した質問コーナーだったのに…
みんな、興味深い答えを引き出す良い質問を即興でよく考えつくなと…
ファンクラブ=「ゆいこむ社員」のみなさんにも感心しました。
その中には、知っている人も何人かいましたけど。
おかげですごく楽しい一日でした。
では、最後にいま配信中の新曲『治癒治癒ちゅっ♡』をまたリンクしておきます。
その後に、昨日発表になったキャラソンをひとつリンクします。
全然違った雰囲気の、かわいらしいけど安らぎを感じる曲。
この辺は「声優」アーティストならではの多彩な変化球かもしれませんね。
そして、ゲームCVのプロモーション映像。落ち着いたちょっと艶っぽい声色は、最近の小倉唯らしいところかもしれません。
演技の幅が広い、むしろ脇役で渋く光る声優になった小倉唯さん。
猛烈な忙しさの中でも、声の役者として成長し続けるその活動からも目が離せません。