アルファと私と小倉唯

愛車アルファロメオと声優小倉唯さんのこと、そして私の日常と考えたこと

2024-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『分かれ道』レビュー③

引き続き『分かれ道』のレビューの続きです。今回は第三章および第四章を読んでのもの。 個人的備忘録を兼ねます。 ここでは第三章の「嵐」と題されたパートが、脳裏に強く焼き付いています。 ちょうど読んでいたのが、金曜日の午前中、横浜が暴風雨に見舞わ…

『分かれ道』レビュー②

ジュディス・バトラー著『別れ道 ユダヤ性とシオニズム批判』 (原題Parting Ways-Jewishiness and the Qritique of Zionism) 今回は、第一章と第二章を読んでのレビューになります。 このパートでは、故国喪失(エグザイル)、離散(ディアスポラ)、被迫…

おだいじに。

もう1週間ほど前になりますが… 小倉唯さんが「移動中に転倒して」足首を負傷してしまいました。 病院での診断の結果「前距ひ(肉月に非)靭帯損傷Ⅱ度」との診断だったそうです。 それで、この前の週末に大阪城ホールであった『ウマ娘プリティーダービー』の…

『分かれ道』レビュー①

『分かれ道ーユダヤ性とシオニズム批判』を読み始めました。 ジュディス・バトラーが、イスラエル国家とパレスチナ人の問題について書いた作品… 個人的にジュディス・バトラーという著者にハマっている上に、パレスチナ=ガザでの虐殺の問題は… いま、世界で…

人間はなぜ悪いことをするようになるのか

数日前に読了しました。こちらの本。 原題は『NOT FOR PROFIT-Why Democracy Needs the Humanities』です。 米国の哲学者・倫理学者の、マーサ・クレイヴン・ヌスバウムが書いた本。 著者は、フェミニズム、リベラリズムの論客としても知られるため、そうい…

卒寿祝い

父の卆(卒)寿=九十歳のお祝いをしました。 うちの夫婦と義母、それに加えて息子も駆けつけてくれました。 中華料理店の半個室を借りて。 相変わらず父は息子に向かって、さっき訊いたのと同じ質問を何度も繰り返してしまったり… つじつまの合わない、頓珍…

右を向いても左を見ても

明らかに花粉症になってしまったので(くしゃみと鼻水が特にひどい)耳鼻科に行きました。 お医者の話では… 例年はスギ花粉が終わってからヒノキの花粉が飛び始めるのだけれど… 今年は異常な暖冬の影響で、ヒノキの花粉の飛散がとても早くなってしまって、両…

ジェンダー・トラブル

ジュディス・バトラーの『ジェンダー・トラブル フェミニズムとアイデンティティの攪乱』を読了。 といっても、前に書いたように、全体の6~7割しかきちんと「読めて」いない気がします。 全部を完全に読解して、腑に落ちるようにするためには、最低限の条件…

突然花粉症になった!

『ジェンダー・トラブル』一応、読了しました。 後半はいくらか平易になったのか、それとも読みに慣れたからなのか… ちょうど半分から後は、1日で一気に読み切りました。 結果…興奮しすぎて眠れなくなり、今朝がた寝付いたのは4時ごろでした。 この後出かけ…

コメント欄を承認制にしました

今読んでいる本はこちら。 『ジェンダー・トラブル フェミニズムとアイデンティティの攪乱』(ジュディス・バトラー著)。 この前に読んだ同じ著者の『非暴力の力』も相当硬くて歯ごたえがっつりでしたけれど… こちらはさらに難解。 想像以上にゴリゴリでし…

二日連続でお会いして

週末は二日連続して、小倉唯さんとお会いしました。 9日土曜日にあったのは写真集『ゆいたび』関連のサイン会。 文京区音羽にある『講談社』社内の講堂で開催されました。 ちょっとしたトークの後、サイン会に移りました。 こちらが頂いたサイン。 写真集の…

攻撃的非暴力のすすめ

ジュディス・バトラー著『非暴力の力』を読みました。 哲学の本、しかもポスト構造主義に分類される哲学者が書いた本なので、難解なのは仕方ないです。 すごく硬い本を読むときは、傍線を引いたり書き込みをしたり、ページの角を折ったりと本を汚して… それ…

差別を放置すれば自分がいつか差別される

昨日『レイシズム』(ルース・ベネディクト著)を読み終わりました。 ルース・ベネディクトは、外国人が書いた日本人論として有名な『菊と刀』で、日本では知られています。 でも実は『菊と刀』は、もう日本以外の国ではあまり読まれていないようです。 書か…

優しい世界は実現するのか?

とくにこれといったネタがないので、去年の7月に投稿した記事をほぼそのまま再投稿します。 この記事に、今レスポンスして下さったフォロワーさんがいらしたので、思い出しました。 ただ、貼り付けた動画の一部は今見られなくなっているようです。おそらくIn…

不満、怒り、妬み…が生み出す惨劇

ハンナ・アーレントの『全体主義の起源』最後に残してあった1巻目の「反ユダヤ主義」を読了しました。 3巻で1000ページ近い大著。しかも噂通り、レトリックがやや錯綜しているところがあって。 用語も慣れないものが多く、しかも多くは注が付いていないので…

大谷君は尊敬するけど

大谷翔平君は日ハムに新人として入団したとき、近くで実物を見て親しみがあるし… 努力を努力と思わない野球の虫なところも好きだし、すごく尊敬し、応援もしていますけれど… テレビが彼の結婚話ばっかりなのには、ほとほと愛想がつきますね。 折から、自民党…