アルファと私と小倉唯

愛車アルファロメオと声優小倉唯さんのこと、そして私の日常と考えたこと

本と映画

まともさの感覚

#鶴見俊輔 #戦時日本の精神史 #岩波現代文庫 #まともさの感覚

学歴職業年齢その他…属性で人の知性や人格を判断するのは恥ずかしいこと

#橋本愛 #私の読書日記 #ヘイトスピーチ・愛国者たちの憎悪と暴力 #書評を越えた社会時評 #偏差値が高くなくても高卒でも知性はとびきり #人を属性では判断できない #サブカル界隈ではこういう言説はタブー #小倉唯さんのクラスメイト

セクシャリティとジェンダーの問題を突破口にして

セクシャリティとジェンダーの問題を突破口にして、来るべき時代のパラダイムシフトを導く思想。本当の力を発揮する前に早世した偉大な思想家、竹村和子氏の『境界を攪乱する 性・生・暴力』を読んで。

誕生時に「男と女どちらにしますか?」と言われる子どもたち

男女両方の特徴を持って生まれてくる、あるいはそれが成長の途中で変化してしまうという「体」の問題で苦しむ人々が、性分化疾患。性別のあり方に苦しむたくさんの子どもや若者が、心の危機を抱えながらぎりぎりのところで生きている。そんな社会を作ってい…

「自分は偏見を持っていない」と思っている人が危ない

こちらの本、読了しました。 書名のメインには『LGBTを読みとく』となっていますが、中を読むと「LGBT」という用語を使うこと自体に問題があると警告が書いてあります。 それでもこのようなタイトルになってしまう。 編集者が「売れなければ中身を読んでもら…

人間と呼ばれるだけで満足

この前の日曜日、映画『教皇選挙』を観た帰りに買ってきた岩波文庫『賢者ナータン』という作品を読み終えました。 18世紀のドイツ(ザクセン選帝侯国)出身の劇作家・思想家レッシングの書いた戯曲です。 戯曲という仕立てもあるとはいえ、古典にしてはとて…

映画「教皇選挙」再見-ここに注目して観てほしい

映画「教皇選挙」再見ーあちこちにちりばめられている隠された意味が見逃せない―訪れた聖霊

映画『教皇選挙』は大傑作!だけど

昨日は話題の映画『教皇選挙』を妻と観に行きました。 ローマ教皇の死去に伴う、次期教皇を決める選挙「コンクラーヴェ」を題材にしたミステリー作品。 この映画は昨年制作されたものなので、先日の現実世界でのフランシスコ教皇の死去を、制作サイドは当然…

これが受けるならまだ大丈夫

仕事帰りの妻と待ち合わせて、二人でBunkamuraル・シネマ渋谷へ行って映画を観て来ました。 邦題が『ドマーニ!愛のことづて』という作品。原題を直訳すると『まだ明日がある』になりますけど... 「愛の」とかいう文句を、むりにでもくっつけないと「イタリ…

丘の上の本屋さん

この一週間に映画を二つ観ました。 ひとつはアニメ。 『劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク』 という作品。先週の観客動員と興収で2位とスマッシュヒットとなった作品。 Z世代に人気のスマホ用アプリゲーム『プロジェクトセカイ』の世界観…

パーフェクトデイズ

息子が先月「初めてひとりで映画館に入って映画を観た」と。 私にも勧めて彼が言うには... こういう、ある意味何も起きない、ほとんど起伏のない映画というのは初めて観たけど、すごく感動した。 お父さんは好きかもと思って。アマプラ(Amazonプライム)で…

アセンブリ Assembly レビュー②

ジュディス・バトラー著『アセンブリ Assembly』今回は、序章を読んでのレビューを書きます。難しい書き方がされたこの本のことを難しいまま書くと、読んでいただける方が限られてしまうでしょうし…いくつかある論点を網羅すると、おそろしく長くなってしま…

アセンブリ Assembly レビュー①

久しぶりにジュディス・バトラーの本を手に取りました。積ん読してた書籍の中から。『アセンブリ-Assembly』Assemblyは、組み立て、転じて集会、集合、集いという意味です。2015年に英語版が出版され、18年に日本語訳が出ています。民衆が政治的に「集う」こ…

すべては関係性の中に

17世紀の哲学者、スピノザを読んでみようと思ったのですけれど… 主著の『エチカ』は名うての難解な本であるので、いきなり読んでも、まずまともな理解には至らないことがわかっているので… 解説書、それもなるべく易しそうな入門書を読んでみました。 これを…

紡ぐ乙女と大正の月

哲学書や哲学者が書いた本など、硬いものばかり読んでいたのですけれど… 気分を変えて、漫画を読みました。 『紡ぐ乙女と大正の月』 芳文社から4巻のコミック本が出ていて、作者は「ちうね」さんです。 フォロワーのお一人の方が、ブログの中で言及しておら…

「知識人とは何か」レビュー

まずこの本の書名に使われている「知識人」という言葉についてですが。 英語ではIntellectualとかIntelligentsiaという単語になります。日本ではインテリともいいますね。 この語彙に対して、多くの日本人はどんなイメージを持っているでしょうか。 テレビや…

『分かれ道』レビュー⑤痛みの詩が遺すもの

『分かれ道-ユダヤ性とシオニズム批判』(ジュディス・バトラー著)のレビューも5回目。 みなさん、いい加減飽きてしまったことでしょう。ご迷惑をおかけしたことをお詫びします。 そして5回とも読んで下さった方には、心からお礼申し上げます。 5回に渡っ…

『分かれ道』レビュー④考えて行動するとは

この本のレビューも4回目となりました。 いい加減飽きてしまった方が多いかと思いますが… もう、あと1~2回お付き合いください。 私自身の備忘録も兼ねますので。 第五章、第六章で、著者のバトラーは、同じユダヤ系論客としての先輩、ハンナ・アーレントの…

『分かれ道』レビュー③

引き続き『分かれ道』のレビューの続きです。今回は第三章および第四章を読んでのもの。 個人的備忘録を兼ねます。 ここでは第三章の「嵐」と題されたパートが、脳裏に強く焼き付いています。 ちょうど読んでいたのが、金曜日の午前中、横浜が暴風雨に見舞わ…

『分かれ道』レビュー②

ジュディス・バトラー著『別れ道 ユダヤ性とシオニズム批判』 (原題Parting Ways-Jewishiness and the Qritique of Zionism) 今回は、第一章と第二章を読んでのレビューになります。 このパートでは、故国喪失(エグザイル)、離散(ディアスポラ)、被迫…

『分かれ道』レビュー①

『分かれ道ーユダヤ性とシオニズム批判』を読み始めました。 ジュディス・バトラーが、イスラエル国家とパレスチナ人の問題について書いた作品… 個人的にジュディス・バトラーという著者にハマっている上に、パレスチナ=ガザでの虐殺の問題は… いま、世界で…

人間はなぜ悪いことをするようになるのか

数日前に読了しました。こちらの本。 原題は『NOT FOR PROFIT-Why Democracy Needs the Humanities』です。 米国の哲学者・倫理学者の、マーサ・クレイヴン・ヌスバウムが書いた本。 著者は、フェミニズム、リベラリズムの論客としても知られるため、そうい…

ジェンダー・トラブル

ジュディス・バトラーの『ジェンダー・トラブル フェミニズムとアイデンティティの攪乱』を読了。 といっても、前に書いたように、全体の6~7割しかきちんと「読めて」いない気がします。 全部を完全に読解して、腑に落ちるようにするためには、最低限の条件…

攻撃的非暴力のすすめ

ジュディス・バトラー著『非暴力の力』を読みました。 哲学の本、しかもポスト構造主義に分類される哲学者が書いた本なので、難解なのは仕方ないです。 すごく硬い本を読むときは、傍線を引いたり書き込みをしたり、ページの角を折ったりと本を汚して… それ…

差別を放置すれば自分がいつか差別される

昨日『レイシズム』(ルース・ベネディクト著)を読み終わりました。 ルース・ベネディクトは、外国人が書いた日本人論として有名な『菊と刀』で、日本では知られています。 でも実は『菊と刀』は、もう日本以外の国ではあまり読まれていないようです。 書か…

不満、怒り、妬み…が生み出す惨劇

ハンナ・アーレントの『全体主義の起源』最後に残してあった1巻目の「反ユダヤ主義」を読了しました。 3巻で1000ページ近い大著。しかも噂通り、レトリックがやや錯綜しているところがあって。 用語も慣れないものが多く、しかも多くは注が付いていないので…

時代による限界

ハンナ・アーレントの『全体主義の起源』三部作の第二巻目「帝国主義」を読みました。 19世紀後半から20世紀を迎えたあたりまでの約40年ぐらいを、アーレントは「帝国主義の時代」と定義。 ここでも、一般に広く使われる「帝国主義」という語句と比べて、ア…

全体主義の復活を防ぐために

皆様お久しぶりです。 デジタルデトックスをしているので、精神衛生の状態は良好です。 とくに変わったことはないのですが、一昨日、実家の地域のケアマネさんとお話したら… 「お父さん、私の見たところではもうじき歩けなくなります。残念ですが…」 「今の…

悪と全体主義

フォロワーの皆さまお元気ですか? 今日は二つ記事を上げます。 まずは歴史、社会、思想、哲学、心理学などの勉強の経過報告です。 ブログアップのペースを落とします、と言ったときに上げていた参考図書はほとんど読みました。 これから、こちらを読んでみ…

再読したら評価が下がった

マックス・ヴェーバーの著書『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』を再読しました。 20年以上前に買った岩波文庫版で。 かなり歯ごたえがある本…というより、二十年前には「歯がかけそうに」硬いなあ、と思ったものです。 特に第二章第一部は、キ…