
私の小倉唯さん推し、もとは、わが息子から「伝染」したものです。
始まりは息子が小学校5年生ぐらいの時だったと思います。
最初から彼にとっての唯さんは、好きとか憧れを通り越して「崇拝」の対象でした。

そこまで彼が入れ込んでいるのはどんな子なのだろうと思って、私もいろいろ調べているうちに…
自分自身が沼にハマってしまったという。
私自身、思いもかけない成り行きでした。
で、最初のうちは「娘」同様の視点で見ていたのですが、そのうちに彼女がどんどん素晴らしい女性に成長して。
年齢に関係なく、今は「尊敬」の対象です。
もちろん、すごくかわいらしいところのある人で、しゃべっているのを見るだけで笑顔になる、というのも間違いないですけれど…
それ以上に、やっぱり「尊敬」ですね。

で、息子の「崇拝」の度合いなんですが……
ほぼ、本物の「神の子」であると信じているようなところがあって、ちょっと怖い。笑
キリストの再来として、いずれは覚醒して声優をやめ、奇跡を起こし世界を救う人になるのだと。
冗談だか本気だかわからんことをよく言っています。
(ちなみに私も息子もクリスチャンです。教会には行ってないですけど)
だから、完全に女性としては見ていないです。
中学のはじめぐらいまでは、あんなに小さくて華奢なひとが、都会を独り歩きしているのは心配だから…
(声優さんは普通、ひとりに専属のマネジャーが付くことはないので、出勤移動退勤はひとりですることが多いのです)
できるものならボディーガードをしたいみたいなことを言ってました。

その場合、人から変な疑いをかけられないよう、まず男性としての機能を取り去って、昔の中国の後宮に使えた「宦官」みたいな姿になると。
唯さんが、いつもアンチから「オトコ」関係で、しつこくあら捜しされたりデマを流されているのを知っての気遣いなんでしょうが…
それにしたって、怖い発想でしょう?笑
今は「神の子」がみすみす暴漢にやられることはない、と思ったのか、ボディーガード志願は口にしなくなりました。
その代わり、彼は怪異現象や幽霊など、とにかくオカルトに弱いので…
唯さんの写真やトレーディングカードを「魔除け」のお守り代わりに持ち歩いているようです。
それもまた、怖いでしょう?笑笑

でも、そんな「小倉教」の狂信者なのに、実は息子、科学者の卵なんですよ。
卵というよりは、もう殻を破って頭を出している、孵化しかけのひな鳥かもしれません。
大学2年のときに大学の有機化学の教授の、研究室の門を自分で勝手に叩いて…
なんだか教授に気に入られてしまったみたいで、すぐに大学院の研究生と同じようなことを仕込まれてきました。
先生からは、薬品の分子構造式のみを示されて、これは何の作用をする薬か、副作用にはどんなものが予想されるか…
その副作用を抑制するためには分子構造のどの部分を改変すればいいか、自分で考えてレポート出しなさい。
なお、そのアイディアの根拠となる英語の論文を最低3つ添付しなさい、といったような課題を常に与えられて来たみたいです。

大学2年生にはかなり厳しい課題だったみたいですが、それが息子には「ゾクゾクするほど楽しかった」そうで、どんどん力をつけて。
結果、まだ学部生なのに、産学協同の何やら重要な医薬品の研究開発プロジェクトにからんでいたり。
自分で創製した低分子化合物の名称に彼の名前が冠されて、しかもその物質がどうも、かなり「使える」ものらしかったり。
相当な親馬鹿を承知で言えば、その分野ではちょっと抜きんでた才能があるみたいです。
とにかく、専門の分野=薬学のアイディアを考えているときと、それに関する実証実験をしているときが何より一番楽しいと言っています。
そこまで惚れこめる学問に、若くして出会えたのは幸せなことかもしれません。
彼のアパートの壁には、こんなスローガンが。そして反対側の壁には…

思いついたアイディアを書き留めたメモが一面にびっしり貼られていて、窓を開けると風にひらひらして…
とにかく異様な光景を呈しています。いずれにしても、普通の大学生の部屋じゃないことだけは確かです。
本人は「僕はノーベル賞取るよ」と言ってます。
まあノーベル賞なんて、普通は30年40年前にやった研究成果に対して贈られるものだから…
その大言壮語が実現するかどうかは、私は絶対に見届けられないのですけど。
一方では「僕がノーベル賞を取ったら、小倉唯の栄光のひとつになるかな」とも。
天才なんだか、大バカ者なんだか。
今の時点で小倉唯さんにもしそれを言ったら、ドン引きされそうですけどね。

ところで、科学者の卵なのにオカルトに弱いなんておかしいよね…と妻によく言われているのですが。
「科学の時代にオカルトなんて」とか言う人に限って、科学って何だかわかってないんだよ…
自然科学を含めて、人間の論理では説明できない現象で、この宇宙は満ち満ちている…
というか宇宙にある現象は、人間が「知らない、ということさえまだ知らない」ものがほとんだと思う、というのが息子の主張です。
とにかく、我が息子ながらよくわからんやつで。
ただ、私自身も相当な変わり者だという自覚があるので、カエルの子はカエル、ということなのかもしれないです。
ふたりで唯さんの沼にハマったのも、似た者親子だからなのかもしれません。

もし本当に、彼が将来、多くの病に苦しむ患者さんを救う薬を開発して、世の中の役に立って。
その頑張りのもとになったのが、唯さんの存在だと唯さん自身がもし知ったら…
いつも「ひとの幸せ」ばかりを願っている唯さんのことですから、きっと喜んでくれることでしょうね。
