上野と浅草の中間ぐらいにあるお寺へ行って、母の仏壇をしつらえるための厨子と…
母の「法名」を書いた「お軸」を受け取ってきました。
(浄土真宗大谷派なので戒名ではなく法名、位牌ではなくお軸になります)
(僧侶が頭を丸めていないのも、伝統仏教の宗派の中ではちょっと変わっているかも)
もちろんペッピーノさんに乗って。
写真は載せませんけれど、お厨子と言っても箱型のものではなく、黒漆塗りの半円形の衝立のようなものが背景にあるものです。
それはこうしてちょうだい、という具合に、母が指示してくれているような気分になりながらしつらえて、それなりに形になりました。
で、無事に終わったのですけれど…
途中で左側の駐車場から、片側二車線の道路をまたいで、右折しながら反対車線に出てこようとしている車がありました。
なんとなく怪しげな空気があったので、第二車線を選んで用心しながら近づいたのですが…
こちら(右側)は全くノールックで、左から来る車だけ見ている様子。
案の定、対向車が通り過ぎた途端、確認もせず飛び出して来ました。
八十をすぎてるんじゃないか、という高齢者。
ブレーキを踏みながら左にハンドルを切って避けて、事なきを得ましたが…
「怪しげな空気」を察して少し減速していなかったら…
そして左側=第一車線の横や斜め後方に車がいないことをあらかじめ確認していなかったら、避けきれなかった可能性もあります。
あいつ飛び出しそうだとか、急な車線変更をしそうな雰囲気だという勘、というか予測運転のスキルは、経験とともに養われて行くものですが…
用事が母の仏具を戴きにお寺さんへ向かうところだったので、なんとなく、母が危険をしらせてくれたような気もしました。
そうだったら、お母さんありがとう。
ともかく、突然、無謀な右折をぶち込んで来る車やバイクとの衝突を避ける際などに、どちら側にでも咄嗟の急ハンドルを切れるよう…
ハンドルはきちんと両手で、9時13分の位置を持っておくのが「基本姿勢」です。
自動車学校などでは、昔は10時10分の位置を握れ、と教えていたりしましたけど…
実際は9時13分が正しい位置。それが一番素早く、左右どちらにも大きく舵を切れるポジションなので。
レーシングドライバーは皆、9時13分の位置をきちんと握っていますよ。素早くカウンターステア(当て舵)を当てたり、前方でのトラブルを回避する行動に備えて。
あとで、レースでのオンボード映像をいくつか貼っておきます。
うちの息子が運転に少し慣れてきたころ、左手(彼の利き手)をハンドルの頂点に置いて運転する癖がついて来たので…
ちゃんと9時13分を持つように矯正してやりました。
街中を走っていると、てっぺんを握っているドライバーが意外に目立つのですが、それだとどちらか一方への急ハンドルが切りにくくなる…
もしくは切り方がラフになるので、やめたほうがいいなと思います。
常時、片手運転する癖がある人も直した方がいい。
両手離しは論外ですけど。
そういうのは、車を運転することの怖さをなめている証拠です。
街中でなくたって、田舎道ならタヌキとかサルとかシカなどの、動物が突然飛び出して来る危険があるし(最近はクマも)。
高速道路でも、私が経験したみたいに前走車のフロントバンパーが突然脱落して、それを踏みそうになる、などの思わぬアクシデントがあり得るし。
(それは特殊な例ですが、トラックの荷物が落下するなどもあります)
あれだっていい加減なハンドルの握り方をしていたら、まともに踏みつけてパンクしたり、事故っていたかもしれない。
とにかく、正しいドライビングポジション=運転姿勢と、正しいハンドルの持ち方は、大事です。
車の運転は常に危険と隣り合わせなのだ、ということを忘れて、あるいは「俺は運転がうまいから」と思いあがって、雑な運転をしないでほしいです。
事故を起こさない。それだけでなく周りの車にも起こさせない。そういう意識で、強引な運転や自己中なドライビングをしないようにしたいものです。
というわけで「9時13分」の証拠動画です。
最初はアイルトン・セナの動画。1990年のモナコグランプリでの映像。
次はミハエル・シューマッハの2004年のモナコでの映像。この時代にはもう9時13分の位置「しか持てない」仕様になっています。
(私がモータースポーツライターとして、ちょうどF1の取材をしていた年です)
最後がツーリングカーレース(スイスのアルファ・クラブのイベント)の動画です。
適宜、最初だけでも見ていただければ十分かと思います。